中国語を勉強したいと思った時の一番最初のQ&A

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中国語入門
中国語入門

これから中国語を始めようかなと思っている人が最初に持つあろう疑問やよくある誤解について、思いつく限りQ&A形式で説明していきます。

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中国語に関する素朴な疑問

まずは中国語に関する知識が皆無な方に向けたよくある疑問に対しての回答です。

中国の漢字を日本語で音読みすれば中国語になる?

中国語の漢字を音読みすれば中国語になると子供の頃は思っていましたが、そんなことはありません。中国の漢字は日本語とは違った読み方をし、文法も日本語とは異なります。

また音読み問題以外に、日本で一般的に中国語と思われていてもネイティブには通じない言葉がたくさんあります。「北京」を「ペキン」と言ったり、「焼売」を「シュウマイ」と言っても通じません。

これは昔の中国語と現代の中国語との違いだったり、広東語と北京語の違いだったりしますが、外来語としての「中国語」にも沢山の種類があることを知らないとそれらの区別は難しいでしょう。

初学者は戸惑うことが多いですが、そのような中国語の基礎知識とともに学習を進めることで中国語の奥深さを理解し、また日本語との関連性から新しい発見を繰り返すことで中国語学習はより楽しくなることでしょう。

漢文ができれば中国語が読める?

高校で漢文が得意だったので中国語は簡単にマスターできるかというとそんなことはありません。漢文は中国の古典を用いていますが、あくまで日本語の科目であり中国語の学習ではありません。

中国の古文についての学問であるため、理解の助けにはなるかもしれませんが文法も語彙も異なる現代中国語に即結びつくわけではありません。漢文が得意なのと中国語の読み書きができることは別物で、さらに話すとなると全く別の話です。

書いてある通りに話してみてもネイティブに通じないのはなぜ?

私も大昔、中国の方に「ニーハオ」と言っても全く通じないことがありました。

カタカナ英語がアメリカ人に伝わらないのと同様にカタカナ中国語発音の問題もありますが、中国語の場合はさらに声調といって、話す時の音の高さが合わないと中国語として通じません。

普段意識していないだけで実は日本語にも声調はあるのですが、関西と関東でアクセントが違っても通じるように、中国語ほど重視されていないのです。

中国語の声調は日本人は練習しないとマスターできず、またたとえ発音が合っていても声調を無視した中国語会話はネイティブには伝わりません。

発音が難しいなら日本人には中国語はマスターできないのでは?

日本人にとって中国語の発音の習得は簡単ではありません。ですが同じ漢字圏なので、読み書きに関して他の言語より理解と習得が早く、聞く話すにも応用が効かせやすい(知らない漢字でも作りから発音を想像できたり、意味を推測しやすいなど)といったアドバンテージがあります。

中国人相手の仕事をしていた人に言わせると、中国は広いので日本人と同じような発音をする地域もあるため、ある程度の語学力があれば発音が多少下手でもあまり気にしないそうです。

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「中国語」とはなにか、初学者への説明

中国語と一言で言っても実はその説明はなかなか難しいのです。中国語という言語の指し示す範囲の幅広さは日本語の比ではありません。

一般的に「中国語」と言えば北京語を指すのか?

日本においてはだいたいそれで合っています。英語ではマンダリン(mandarin)と呼ばれる現代標準中国語は北京語をベースに作られていますが、厳密に言うと北京語は中国大陸の方言の一つです。

中国の標準語は「普通話」、台湾では「國語」と言われますが、ほぼ同じものなので日本ではひっくるめて「中国語」と言っていいでしょう。それ以外の中国語は例えば「台湾語」「広東語」のようにまた別の名前で呼びます。

中国は土地が広く、他地域話者との意思疎通が困難なほど言語が異なるため、普通話が標準の言葉として使われています。

中国の中国語と台湾の中国語は同じ?

ベースは同じです。英語で言うとイギリス英語とアメリカ英語のように発音・語彙・文法の違いはありますが、会話での意思疎通はほぼ可能です。

ただし使う文字が違い、中国では簡体字、台湾では繁体字(日本の旧字体に似た漢字)を用います。これらは日本で使われる漢字と共通のものもありますが、基本的に別のものです。

また、繁体字は香港・マカオでも使われますが、香港・マカオの公用語は広東語であり、話し言葉は全く違います。読み書きに関しては基本的には同じであるため、台湾と香港で同じ本が売られていたりします。

台湾の標準語は台湾語じゃないの?

台湾の標準語は台湾語ではなく中国語(台湾での呼び方は國語)です。

台湾語(または台湾閩南語、ホーロー)も台湾で広く使われる言語ですが、台湾は客家や原住民など様々な言語ルーツを持つ人がいるため、台湾語がメインで使われる地域もありますがそれ以外の言語を話す人も沢山います。

また特に若い世代では台湾語が話せない人も多いため、標準語とは言えません。

中国語をどのように習えばよいか

中国語を勉強したいと思った時の選択肢について、一般的な日本人で考えられるパターンを挙げてみました。

本や教材での独学

本やアプリ、中国語教材などを用いて独学で勉強するという方法があります。日本と同じく漢字圏なので、簡単な読み書きレベルであれば他の言語に比べて比較的早く習得でき、独学でそこそこのレベルまで到達する人もいます。

ただしその後会話を学ぼうとすると発音の壁が大きく立ちはだかるため、読み書きレベルが高ければ高いほど会話レベルとのギャップの大きさに苦労することがあります。

教材のみで発音まで短期間(10日間〜1ヶ月)でできるようになったという人を稀にネット上で見かけますが、私としてはかなり懐疑的です。本当だとしたら、恐らくすでに他言語を習得した時の経験から独自の勉強法を持っていて、中国語にも応用ができたからではないかなと思います。語学未経験者が本や教材で通じる中国語を学ぶのは至難の業です。

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スクール・オンライン中国語レッスン

私自身は経験がないのですが、知り合いの中国語学習者には中国語のスクールに通ったり、オンラインの中国語レッスンを受けて、その後中国語圏への旅行で使ってみてさらに勉強につなげるという人も多いです。

スクールに通う大きなメリットは、先生に発音や文法などをその場で直してもらえることです。読み書きの文法は独自に学ぶことも可能ですが、発音に関しては、わかる人にチェックしてもらって直し方をアドバイスしてもらうことが非常に重要です。

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留学

独学での習得は無理そうだと早々に気づいた私は早々にこの手段を選びました。留学というと学生や若い人がやるものだと思っていたし、準備も大変、お金もかなりかかる、期間も最低半年くらいは必要なのではないかと思っていましたが、実際に調べて行ってみると全然そんなことはありませんでした。

留学は短期間で集中して勉強できるので上達が早く忘れにくいことと、中国語に囲まれた環境で文化面も含めた理解をする機会が多いことが大きなメリットだと思います。

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勉強時間のめやす

いずれの方法でも、どれくらいの時間をかければどれくらいのレベルの中国語ができるようになるかの目安を知っておくと学習計画が立てやすいですね。

総学習時間と学習単語数から見た中国語の習得レベルについての記事を書いていますので参考になさってください。

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